受験シーズン本格的にはじまる
公募推薦から始まり共通テスト
私大・国公立個別試験と続く入試日程をおさえつつ
適切な受験計画を立てるのと同時に
希望する大学の受験日から “逆算” した学習の仕上げ
キーワードは「受験は団体戦!」です
新型コロナウイルス感染症拡大による長期休校に伴う学習の遅れを勘案して
2021年度より新たに導入される「大学入学共通テスト」において
第2日程及び特例追試験が実施されることになりました
選択肢を広げることを是認する一方
テスト理論の専門家によっては救済効果が不透明であり
公平性という点で疑問を呈する声もあります
第2日程を受験する場合
準備期間を2週間長く取れるだけでなく
第1日程でテストの傾向を知ることもできる点が指摘されています
しかし現実的には第2日程を選ぶ生徒はそう多くありません
理由は個別大学までの期間が短くなり
進路指導や受験対策に十分な時間が確保できず
かえって不利になる可能性があると考えているからだと言われています
また離島など全国各地の試験場が確保できなければ地理的に不利益が生じる受験生が出てくることも懸念されています
大学入試共通テストまで100日を切った今
不安な気持ちは皆同じです
贈る言葉は「なりたい自分を諦めない!」です
保護者 : 新型コロナウイルスの感染拡大の先が見えず
本当に大学入試が行われるかどうか
親子共々とても不安です
こんな時だからこそ
共通テストの受験は必須と聞き
息子も出願してはいるのですが
校長:不安な気持ちは皆同じであり
共通テストについて言えばその重みが増す可能性大ということです
2020年の入試でも実施を見送り
センター試験の成績で合否を決めた大学がありました
保護者:なるほどよくわかりました
各大学の感染症対策はどのように行われるのでしょうか?
校長:試験会場における人数制限・入退出の工夫・検温・速乾性アルコール製剤による手指消毒・マスク着用・換気・ソーシャル・ディスタンスなど
万全の対策が講じられるでしょう
大学も試験会場の確保・スタッフの増員・医師・看護師の配置・試験後の消毒等・あらゆる面で対応が迫られるわけですが
保護者:超安全志向”になるのではないかと言われているようですが
校長:大学入試センター試験から共通テストに変わることへの不安に加え
「英語民間試験」と「記述式問題」が見送りになり
コロナ禍で一般入試が通常通りに実施できるのかといった点が
“超安全志向” という発想につながるのでしょうね
保護者:私の周囲にも総合型選抜や学校推薦型選抜で早く決めたいという方が結構いらっしゃいます
校長:コロナ禍で入試動向が読めないため
早めに進学先を決めたいという気持ちは当然だと思います
ただこれまでのAO入試は8月から出願でき
その結果を待って推薦入試に出願できました
今年はAOにあたる総合型選抜の出願が9月で
合格発表が11月学校推薦型選抜の出願と重なっているところもあります
十分な情報を収集して効率よい受験計画とPDCAを展開してほしいと思います
大学受験生を持つ家族と校長先生とのやり取りでした