聖火の由来
その起源は古代ギリシア時代に遡り
ギリシア神話に登場するプロメーテウスが
ゼウスの元から火を盗んで人類に伝えたことを記念して
古代オリンピックの開催期間中にともされていた
聖火は1928年アムステルダムオリンピックで再び導入されて以来
近代オリンピックの一部であり続けている
聖火リレーは古代ギリシアの五輪開催前
各地に休戦を告げた「平和の使者」に由来する
近代五輪ではヒトラーが国威発揚に利用したとされる
1936年のベルリン大会から始まった
第2次世界大戦後初めて開催された48年ロンドン大会は
軍服からスポーツウェアに着替えた兵士が第1走者としてトーチを掲げ
平和の到来を告げた
日本では・・・
1964年の東京五輪の聖火は
ギリシャから聖火空輸特別機シティ・オブ・トウキョウ号により
アジアを経由してアメリカの統治下にあった沖縄に到着しました
JOC(日本オリンピック委員会)の記録には
地上リレー総距離6,755km(リレー総区間4,374区間)
参加リレー走者10万713名とあります
こんな出来事が・・・
1964年東京五輪の「聖火の火」
実は・・・
4年前に消えていたことが発覚
鹿児島県で保存され永遠に燃え続けると信じられていた
1964年東京五輪の聖火の火が
実際は4年前に消えていたことが16日関係者の話で明らかになった
東京五輪のトーチから分けられ
「五輪の聖火」としてもてはやされていた火は
2020年夏季五輪の開催地が東京に決定した際に
メディアで広く取り上げられた
しかし、火を保存していた鹿児島市にある
スポーツ施設の所長(当時)はAFPに対し
火は開催地が東京に決まった2か月後の
2013年11月に消えていたことが発覚し
その後急いでつけ直されたと明かした
匿名条件で取材に応じた同所長は
「当時は(人々の)夢を壊し得ることを口に出せなかった」とした上で
「11月21日に火が消えるのをこの目で見た」
「それから再び火をつけ2週間くらい燃え続けたが正しいことではないと思っていた」と語った
また、当時は日本が2020年に開催される夏季五輪の開催地に決定したことで
保存していた火もメディアから大きな注目を集めていたという
同所長は「さまざまな人から『聖火』を町の祭りや結婚式で使えないかといった要望が寄せられていたため、真実を話す決断をした」と付け加えた
同施設によると現在は虫眼鏡と太陽光で点火された別の火が展示されており
聖火ではないことを説明するパネルが設置されているという
と言う事も起っていたなんて・・・
それはさて置き・・・
東京五輪から57年後(開催は2021)
東京2020オリンピック聖火リレーの
グランドスタートが2021年3月25日(木)
福島県にある
ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジで行われました
2011年のFIFA女子ワールドカップで
優勝したサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の
メンバーが第一走者であるグランドスタート聖火ランナーを務め
オリンピック聖火は全47都道府県を巡る
121日間の旅のスタートを切りました
コロナ禍の中
聖火リレーが無事に
終わることができ
オリンピックが開催できる事を祈るばかりです