2020東京五輪でどんな『ガッツポーズ』がでるでしょうか?
ガッツポーズの由来
元プロボクサー・ガッツ石松が名前の由来とされている
“ガッツポーズ”ですがその由来には他の説もあるということご存知ですか?
4月11日は『ガッツポーズの日』
胸の前で「グッ」と握りこぶしを作るお馴染みのポーズです
スポーツで勝利したときや好成績を残したときによく見られますよね
このポーズ自体は昔からあったものですが
このポーズを“ガッツポーズ”と呼ぶようになった起源その由来には諸説ある模様です
世間的に良く知られているのは
元プロボクサーのガッツ石松が由来という説でしょう
1974年4月11日東京・両国の日大講堂で行われた
WBC世界ライト級タイトル戦で
ガッツ石松は王者ロドルフォ・ゴンザレスと対戦
見事に8ラウンドKOで勝利を飾り王座を奪取しました
そのとき両手を高々と掲げて勝利の喜びを表現したガッツ石松の姿を
当時のスポーツ新聞が“ガッツポーズ”と記します
するとこの言葉が世間一般に定着
これを由来として4月11日に制定されたのが『ガッツポーズの日』なのです
しかしこの“ガッツポーズ”という言葉自体は
1974年以前から存在していたという説もあります
日本中がボウリングブームに沸き立っていた70年代前半
その真っ只中である1972年11月30日に発行された
ボウリング雑誌「週刊ガッツボウル」では
ストライクを取ったときに見せるポーズを「ガッツポーズ」と命名していました
確かに当時の記事には
『自分だけのガッツポーズをつくろう』という企画が掲載されています
改めて時系列を見ると
『週刊ガッツボウル』がこの記事を掲載したのは
ガッツ石松がWBC世界ライト級王座を獲得する約1年半前ということに
そう考えるとこちらが“ガッツポーズ”という言葉のルーツなのでは…
という気がしますよね
ただしこちらの説では
一般的に浸透している“ガッツポーズ”のポージングと
言葉の因果関係が立証できていないという見方も
どちらの説が正しいのか判断は難しいところです
これはあくまで推測ですが…
『ガッツポーズ』というフレーズを生んだのはボウリング雑誌で
世に広めたのがガッツさんの試合だったのではないでしょうか
誰かに教えたくなる雑学でした
海外では・・・
この『ガッツポーズ』場面によってはトラブルの原因になるため
注意が必要です
例えばメジャーリーグベースボール(MLB)では
あからさまなガッツポーズが相手への挑発になるため
定期的に乱闘が起こっています
同じガッツポーズでも片腕で力こぶをつくり
上腕二頭筋を逆の手でたたくような喜び方は特に要注意です
手をグーにして上に突き出すガッツポーズ
日本では勝利の喜びを表現する際に使われます
しかしこのポーズ
パキスタンでは相手を侮辱する意味になります
さらに一方の手を上につきあげて
反対の手で腕を叩くのはフランスやブラジルでは
中指を立てるのと同じ意味になり
非常に危険なポーズといえるでしょう
<NG国…パキスタン、フランス、ブラジルなど>
今回は日本では当たり前のように行われているジェスチャーが
海外ではNGになるあるいは意味が異なるケースを紹介しました
住んでいる国が変われば文化も変わる
一見当たり前のことのように思えてしまいますが
ついつい忘れがちになってしまうこともあります
ご注意ください。
でも・・・
2020東京五輪で
最高の『ガッツポーズ』を見たいですねぇ!!!