もともと「体育の日」と呼ばれていた「スポーツの日」が、国民の祝日となったのは1966年のことです。同年6月25日に公布された「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」により、制定されました。現在の「スポーツの日(体育の日)」は、「10月の第2月曜日」と定められていることは、ご存知の方も多いことでしょう。
しかし、「体育の日」が制定された当初は、「10月10日」に定められていました。では、何故「体育の日」は、1966年の10月10日と定められたのでしょうか? これは、1964年に開催された前回の東京オリンピックに由来します。
1964年に開催された東京五輪の開会式が10月10日だったため、これを記念して定められました。でも「何故に開会式を10月10日に設定したのか?」という疑問が起こりませんか? それは「10月10日が晴れの得意日」であったことから開会式に決まったという逸話があります。
さらに歴史を遡ると、「体育の日」が「国民の祝日」となる以前にも「スポーツの日」というものが定められていた時期があります。
この「スポーツの日」は、1961年に定められた「スポーツ振興法」に基づくもので、第五条に「国民の間にひろくスポーツについての理解と関心を深めるとともに積極的にスポーツをする意欲を高揚するため、スポーツの日を設ける」と記されております。
この時の「スポーツの日」は、10月の第1土曜日に定められていましたが「国民の祝日」ではありませんでした。1964年以前にあった「スポーツの日」と日付も近かったため「体育の日」と制定されたとも考えることができます。
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